2021年2月21日
今日は荒川か牛久方面か迷ったのですが、荒川にしました。
朝から南西風なら牛久へ行ったのですが、10時頃に家を出ようとした時は、風が吹いてくるような感じはしません。
11時過ぎて荒川に到着すると、鯉釣りの間に二人のヘラ師が入っています。
丁度コイ師が水温を計ったところで、今日は水温が9度しかなく、先週は13度あったのが4度も下がっているということです。
昨日は10度で、今日は昨日よりも更に低くなっているということで食い渋ることは目に見えています。場所選び失敗に気がついた訳ですが今さらです。
月曜日に雨が降って以来、良くない状態が続いているということでした。水の色が白っぽく濁ったように見えますが、これは利根川で雪代が入った時に似ています。
ヘラが低い水温に馴染んでしまえば釣れないことはないと思い、上流側の空いているところに入れてもらって11時半頃スタートです。
水位は夕方まで下げて行くのと、冬モードなので迷うことなく30尺でいきます。
水温が昨日は10度あったということを聞いて、今日は昨日よりも1度下がっており完全な冬の状態になっていることが考えられるため、夕方になるまではひたすら待つしかないと覚悟を決めてバランスではじめました。
ハリスを25センチと60センチにして下針を引きずるようにウキ下を調整して、水位が下がって上針が底に着くようになったら30センチウキ下を短くして続けて行きます。
水面は風の影響で、上流方向へ流れているのですがウキは殆ど流されません。
釣り易い状況ですが全く触りが有りません。ジャミもいません。一発を付けてみても無反応、お手上げです。
13時半頃、エサを十分投入できたと思うので、バランスをドボンに変更しました。
ここからは持久戦です。ハリスを25センチと30センチにしてオモリもナス3号に変え、エサも大きく付けて10分間隔で打ち返していきます。15時頃トイレ休憩でエサを付けたまま放置して車の横でコイ師と話をしていたらウキが沈みました。慌てて竿のところへ行くとウキは水面下に見えますが動きません。魚が掛かっていることを期待して竿を上げてみたけど何もありませんでした。
触りというほどではないけどウキに不自然さを感じることがあるようになりました。
15時半頃ツンと一節入って戻ったと思ったら、スパッと消し込み、うまく合わせたのですが、空振りでした。多分スレアタリでしょう。
16時16分待望の刻むようなアタリがきて、合わせ成功、しかし引きが違います。
水面に現れた時はハヤだとばかり思っていたけど、いざ掬おうとしたらサクラマスでビックリです。
フライフィッシングにのめり込んでいた頃は、狙っても釣れない魚だったのに、「なぜここで、しかもヘラブナ釣りで釣れるなんて」!?と複雑な気分です。慎重に掬い上げてコイ師に見てもらい放流しました。
初夏になって水温が上がると死んでしまう哀れな魚なので、持ち帰って塩焼きで食うかとも思ったのですが止めました。
ハヤとかニゴイなら期待できるけど、冷水性のサクラマスでは参考になりません。
コイ師と話をしながらかたずけていたら、いきなり浮きが消し込んで、ついにヘラっぽいマブが釣れて完凸を逃れることができました。
ヘラではないけど、この一尾は忘れられない貴重なものになりそうです。
思いっきり貧果ですが、妙に充実した気分で終了することができました。
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